景気判断 economic views 2004 1 15
景気判断は、むずかしいと思います。
現在の状況では、
「改革の終わった大企業」と「新興企業」は、景気回復していると言えます。
しかし、個人消費や雇用は、弱いと言えます。
個人消費については、二極化が進んでいると考えられます。
つまり、普段の生活においては、
100円ショップや、スーパーの特売で、生活をして、
時々、価値を感じるものに、高額の出費をするという二極化です。
だから、いつも、100円ショップで買い物をする消費者が、
時には、高級ホテルに泊まるという行動です。
このような消費の二極化に対応できない企業は、経営が苦しくなるでしょう。
消費者の二極化した行動を、うまく把握できた企業は、業績がいいでしょう。
このような景気回復は、「投資家のための景気回復」と言える。
投資家は、株価の動向だけでなく、
マメに、企業の業績をチェックしているからです。
今の状況は、「庶民のための景気回復」とは言えない。